第3話 かけあわせる、という魔法

異なる2つのものを「かけあわせる」ことで、思いもよらぬ化学反応が生まれることがあります。2つのものを足し算にするのではなく、掛け算にしてしまう発想です。組み合わせる、とおきかえてもいいかもしれません。

ジェームス W.ヤングの言葉「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」という有名な言葉があります。この考え方が1940年にはすでにあったということを最近知り、驚いています。

珈琲の世界にもそのような「かけあわせ」の妙がいくつか存在します。エスプレッソはまさに「甘さ」✖️「苦味」で生まれる奇跡です。

2つの関係なさそうな組み合わせで、いろいろな楽しい事が生まれます。横文字でいうと、コラボレーションといったところでしょうか。YouTubeなどでは、同じ業界の有名な方同士でも奇跡のようなコラボ動画がアップされることがあります。

珈琲で「かけあわせる」ことの最たるものは「ブレンド」かもしれません。「ブレンド」と聞くと何か特別な訓練を受けた人だけができる世界だと思われていて、敬遠されがちな話題かもしれません。しかし、決してそんなことはないのです。絵の具を混ぜる感覚で、混ぜて遊んでみるといいと思います。2種類から始めることができます。

色の場合は「赤」「青」「黄」の3原色を混ぜることで様々な色を作ることができますよね。珈琲の場合は「香り」「苦味」「酸味」「コク」の組み合わせで様々な味を作ることができます。

いきなり完璧を目指すのではなく、色々と遊んでみるのも楽しいですよ。分からない時はAIというパートナーの力を借りて第一歩を踏み出す、という手もあります。

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